エアフローとは?歯の着色を落とす仕組みとホワイトニング前クリーニングの効果
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歯のクリーニングにはいくつかの方法がありますが、中でも「エアフロー」は着色汚れをきれいに落とせる処置として関心を持たれています。今回はエアフローの仕組みと、ホワイトニングの前に行うことで得られる効果についてお話しします。
エアフローとは。
歯科で使われる
パウダークリーニングの仕組み

水と空気の力でパウダーが汚れを浮かせて落とす
エアフローとは、微粒子のパウダーを水と圧縮空気の力で歯の表面に吹き付ける歯科用の機材です。パウダーには重曹(炭酸水素ナトリウム)やグリシンなどいくつかの種類があり、状態に応じて使い分けます。
例えるなら、「泥がついたお気に入りのスニーカーを洗うときの違い」が分かりやすいです。頑固な泥汚れを落とそうとして、硬いデッキブラシでゴシゴシ強く擦ると、靴のレザーや生地が傷ついてしまいます。
しかも、細かい縫い目の奥に入り込んだ泥にはブラシの毛先が届きません。これが従来の、固い金属器具で歯の表面を直接こすり落とす掃除のイメージです。
一方でエアフローは、「極小の柔らかい粒子を混ぜた高圧シャワー」で洗い流す方法です。
靴の素材を傷つけない洗剤スプレーを吹きかけるイメージで、表面の汚れや黄ばみだけを水圧で弾き飛ばします。直接擦らないため靴を痛める心配がなく、ブラシが届かない縫い目の隙間の奥まで水流が潜り込んで一瞬でキレイにしてくれます。
歯や歯茎を一切傷つけずに、歯並びの細かいスキマまで一気にツルツルに仕上げられるのがエアフローの仕組みです。
振動が少なく負担を抑えやすい
パウダーを吹き付けて汚れを落とすこの仕組みのため振動が少なく、受けやすい処置です。ただし歯茎に炎症や知覚過敏がある場合は不快感を感じることもあるため、気になる方は事前にご相談ください。
- 通常の歯磨きでは落としにくい着色汚れが気になる方
- コーヒーや紅茶、喫煙でステインが蓄積しやすい方
- 矯正装置で歯ブラシが届きにくい部分がある方
歯科で行うエアフローと
PMTCの違いとは
同じ歯科医院のクリーニングでも、エアフローとPMTCでは得意な範囲が異なります。
- PMTC回転するブラシやカップで一本ずつ磨き上げる処置です。歯垢や軽い着色の除去とフッ素塗布を兼ねます。

- エアフローパウダーを吹き付けて汚れを落とす処置です。歯と歯の間や溝の奥のステイン除去を得意とします。

汚れに応じて併用することも珍しくありません。
歯科でのホワイトニング前に
エアフロークリーニングを
行う効果

ホワイトニングは、歯の内部に薬剤を浸透させて色調を変化させる処置です。表面に着色汚れが残ったまま薬剤を使うと浸透にムラが出やすくなります。
事前にエアフローで汚れを取り除いておけば、薬剤が歯に直接触れやすくなり、効果を引き出しやすくなります。歯本来の色が見えることで、シェードガイドによる色の比較も正確になります。
エアフローとホワイトニングを
セットにする理由

当院では、ホワイトニングをご希望の方に、口腔内の状態に応じてエアフロークリーニングを組み合わせることをご提案しています。
汚れや歯周ポケットを整えてから薬剤を使うほうが仕上がりが安定しやすく、虫歯や歯周病のチェックにもなるためです。エアフローとホワイトニングを組み合わせる場合、流れは次のとおりです。
- エアフローで表面の着色をリセット
- 歯科衛生士と頻度を相談
- 必要に応じてホワイトニングで色調を整え直す
白さを目的にいらした方の口の中が、結果として健康な状態を保ちやすくなる。それが、この組み合わせをご提案している理由です。
歯の着色や白さが気になる方は、まずは今の状態を見せていただくところから始めてみてください。お気軽にご相談ください。

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