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マウスピース矯正

透明なマウスピースで
歯並びを整える矯正治療

透明なマウスピースで歯並びを整える矯正治療

マウスピース矯正とは、透明な樹脂製の装置(アライナー)を歯に装着し、少しずつ歯を動かしていく矯正治療です。従来のワイヤー矯正では金属製のブラケットとワイヤーを歯の表面に固定しますが、マウスピース矯正では取り外し可能な透明の装置を使用するため、見た目の変化が少なく、日常生活への影響を抑えながら治療を進めることができます。

当院ではマウスピース矯正専門で治療を行っており、ワイヤー矯正は取り扱っておりません。マウスピース矯正に特化することで、この治療法に関する知識と技術を深め、患者さん一人ひとりの歯並びに合わせた治療計画を提供しています。

歯が動く仕組み

歯は顎の骨の中に埋まっており、歯根(歯の根の部分)は「歯根膜」という厚さ0.2mm程度の薄い膜で覆われています。
この歯根膜は歯と骨をつなぐクッションのような役割を持ち、歯に持続的な力が加わると、その力の方向に応じて骨の吸収と形成が起こります。具体的には、力が加わった側の骨は吸収され、反対側では新しい骨が作られることで、歯は少しずつ移動していきます。

マウスピース矯正では、現在の歯並びから少しだけ理想の位置にずらした形状のアライナーを装着します。
アライナーと歯の間に生じるわずかなずれが歯に力を加え、歯根膜を介して顎の骨が反応することで、歯が徐々に移動していきます。1枚のアライナーで動かせる距離は0.25mm程度と小さいため、痛みを抑えながら計画的に歯を移動させることが可能です。

当院が採用する「クリアコレクト」の特徴と治療の流れ

当院が採用する「クリアコレクト」の特徴と治療の流れ

当院では、マウスピース矯正システムとして「クリアコレクト」を採用しています。クリアコレクトは、歯科インプラントで世界的に知られるストローマン社が開発したシステムです。

「クリアコレクト」の特徴

クリアコレクトの特徴は、アライナーが歯茎のラインまで覆う「トリムライン」設計にあります。

一般的なマウスピース矯正では歯の部分のみを覆う形状が多いのに対し、クリアコレクトは歯茎付近まで装置が伸びているため、アライナーの保持力が高まり、歯への力の伝達がより安定します。これにより、計画通りの歯の移動を実現しやすくなっています。また、素材の透明度が高く、装着していても目立ちにくいという利点もあります。

口腔内スキャナーによる精密な歯型採取

当院では口腔内スキャナーを導入しており、従来の粘土のような印象材を使わずに歯型を採取できます。口腔内スキャナーは小型のカメラで口の中を撮影し、コンピューター上に3次元の歯型データを作成する機器です。

従来の印象材による歯型採取では、材料が固まるまでの数分間、口を開けたままにする必要があり、嘔吐反射が起きやすい方にとっては負担の大きい工程でした。

口腔内スキャナーでは撮影しながらデータを取得するため、不快感が大幅に軽減されます。さらに、デジタルデータとして歯型を記録するため、印象材の変形による誤差がなく、より精密なアライナーの製作が可能になります。

治療の流れ

  1. 初診 初診では歯並びの状態を確認し、マウスピース矯正で対応可能かどうかを判断します。虫歯や歯周病がある場合は、矯正治療の前にそれらの治療を行う必要があります。 初診
  2. 治療のシミュレーション 治療が可能な場合、口腔内スキャナーで歯型を採取し、レントゲン撮影や口腔内写真の撮影を行います。
    これらのデータをもとに、コンピューター上で治療のシミュレーションを作成します。シミュレーションでは治療終了時の歯並びを3D画像で事前に確認でき、ゴールを明確にした状態で治療を始めることができます。 治療のシミュレーション
  3. アライナーの装着 アライナーは1〜2週間ごとに新しいものに交換し、段階的に歯を動かしていきます。
    1日の装着時間は22時間以上が必要で、食事と歯磨きの時間以外は装着し続けることが重要です。治療期間は軽度の症例で6か月程度、中程度で1年〜1年半程度が目安です。 アライナーの装着

マウスピース矯正のメリットと知っておくべき注意点

マウスピース矯正のメリットと知っておくべき注意点

メリット

  1. 装置が目立ちにくいマウスピース矯正の最大の利点は、装置が目立ちにくいことです。透明な素材のため、会話中や笑ったときでも矯正中であることが周囲に気づかれにくく、見た目を気にする方でも治療を始めやすいという特徴があります。
  2. 装置を取り外せる装置を取り外せることも大きな利点です。食事の際はアライナーを外すため、矯正前と同じように何でも食べることができます。ワイヤー矯正では装置に食べ物が挟まりやすく、硬いものを避ける必要がありますが、マウスピース矯正ではその制限がありません。
  3. 歯磨きが普段通りに行える歯磨きが普段通りに行えるため、虫歯や歯周病のリスクを抑えやすくなります。
  4. 口内炎ができにくいワイヤー矯正と比較して装置が粘膜を傷つけるリスクが低く、口内炎ができにくいこともメリットです。

注意点

  1. 1日22時間以上の装着が必要効果を得るためには1日22時間以上の装着が必要です。装着時間が短いと計画通りに歯が動かず、治療期間が延びたり、アライナーが合わなくなったりすることがあります。自己管理が求められる治療法であるため、装着を習慣化する意識が大切です。
  2. 対応が難しい症例があるすべての症例に対応できるわけではなく、歯の移動量が大きい複雑なケースでは対応が難しいこともあります。

よくある質問(Q&A)

Q.マウスピース矯正は痛いですか?
A.新しいアライナーに交換した直後の1〜2日間は、歯に圧迫感や軽い痛みを感じることがあります。
これは歯が動き始めているサインであり、通常は数日で慣れていきます。一度に動かす距離が小さいため、ワイヤー矯正と比較して痛みは軽い傾向にあります。
Q.食事のときは毎回外す必要がありますか?
A.はい、食事の際は必ずアライナーを外してください。
装着したまま食事をすると装置が破損したり、虫歯の原因になったりします。食事後は歯を磨いてから再装着することが望ましいですが、外出先で難しい場合は口をすすいでから装着してください。
Q.どのくらいの頻度で通院が必要ですか?
A.通常は4〜6週間に1回程度の通院をお願いしています。
歯の動きを確認し、計画通りに進んでいるかをチェックします。ワイヤー矯正と比較すると通院頻度は少なめです。
Q.矯正中に虫歯になったらどうなりますか?
A.虫歯が見つかった場合は、虫歯の治療を優先します。
歯の形が変わるような治療が必要な場合は、アライナーを作り直すことがあります。虫歯予防のため、丁寧な歯磨きとアライナーの清掃を心がけてください。
Q.治療後、歯並びが元に戻ることはありますか?
A.矯正で動かした歯は、何も対策をしないと元の位置に戻ろうとします(後戻り)。
これを防ぐため、治療終了後は「リテーナー」という保定装置を装着します。装着期間は矯正治療にかかった期間と同程度かそれ以上が推奨されています。

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