歯科治療で最も痛みを感じやすいのは、実は麻酔の注射そのものです。
当院では、注射の痛みを軽減するために「表面麻酔」を事前に塗布しています。表面麻酔はジェル状の麻酔薬で、歯茎の表面を麻痺させることで針が刺さる瞬間の痛みを和らげます。
また、注射針は細いほど痛みが少なくなるため、当院では極細の針を使用しています。
麻酔液の温度管理にも気を配り、体温に近い温度に温めてから注入することで、液が入るときの違和感を軽減しています。
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歯科恐怖症とは、歯科治療に対して強い恐怖や不安を感じ、治療を受けることが困難になる状態を指します。
単に「歯医者が苦手」という程度ではなく、予約の電話をかけようとするだけで動悸がする、待合室にいるだけで冷や汗が出る、治療椅子に座ると体が硬直してしまうなど、身体的な症状を伴うことが特徴です。
歯科恐怖症は決して珍しいものではありません。程度の差はあれ、歯科治療に不安を感じる方は多く、強い恐怖のために長年歯科医院を避け続けている方も少なくありません。
しかし、治療を先延ばしにすることで虫歯や歯周病が進行し、結果的により大がかりな治療が必要になるという悪循環に陥りやすいのも事実です。
歯科恐怖症の原因は人によってさまざまですが、多くの場合、過去の歯科治療での痛みや不快な経験が関係しています。特に幼少期に受けた強い痛みや恐怖体験は、脳の「扁桃体」という部位に記憶され、その後の歯科治療に対する反応に影響を与えます。
扁桃体は危険を察知し、身体を防御態勢にする役割を持っています。
過去のつらい経験が記憶されていると、歯科医院特有の匂いや音、治療器具を見ただけで扁桃体が反応し、心拍数の上昇、発汗、筋肉の緊張といった身体反応が引き起こされます。これは意志の力でコントロールすることが難しい、脳の防御反応です。
そのため、「怖がりすぎ」「我慢が足りない」といった問題ではなく、身体が自動的に反応してしまう状態であることを理解していただければと思います。
当院では、歯科恐怖症の方や痛みに敏感な方でも安心して治療を受けていただけるよう、複数の方法を組み合わせて痛みの軽減に取り組んでいます。

歯科治療で最も痛みを感じやすいのは、実は麻酔の注射そのものです。
当院では、注射の痛みを軽減するために「表面麻酔」を事前に塗布しています。表面麻酔はジェル状の麻酔薬で、歯茎の表面を麻痺させることで針が刺さる瞬間の痛みを和らげます。
また、注射針は細いほど痛みが少なくなるため、当院では極細の針を使用しています。
麻酔液の温度管理にも気を配り、体温に近い温度に温めてから注入することで、液が入るときの違和感を軽減しています。

それでも治療への恐怖が強い方や、過去にパニックを起こした経験がある方には、静脈内鎮静法(セデーション)をご提案しています。
点滴から鎮静薬を投与することで、うとうとと眠っているようなリラックス状態で治療を受けることができます。治療中の記憶もほとんど残らないため、恐怖体験として蓄積されにくいという利点もあります。
当院は静脈内鎮静法(セデーション)を得意としており、遠方からも多くの患者さんにお越しいただいています。静脈内鎮静法の詳しい内容については、静脈内鎮静法(セデーション)のページをご覧ください。

当院では、治療を始める前に十分なカウンセリングの時間を設けています。
どのような経験が恐怖の原因になっているのか、どの程度の処置なら受けられそうか、どんなことが特に不安かなど、患者さんのお話をしっかりとお聞きします。
治療内容についても、何をするのか、どのくらい時間がかかるのか、痛みが出る可能性があるかなど、事前に丁寧にご説明します。
「何をされるか分からない」という不安は恐怖を増幅させる要因になるため、情報を共有することで心理的な負担を軽減することを心がけています。

歯科恐怖症の方の場合、一度に多くの処置を行うことが難しいこともあります。
当院では、患者さんの状態を見ながら、無理のない範囲で治療を進めていきます。「今日はここまで」と区切りをつけたり、途中で休憩を入れたりしながら、少しずつ治療を進めることも可能です。
治療中に不安を感じたときは、手を挙げるなどの合図で伝えていただければ、すぐに手を止めます。
患者さんご自身がコントロールできるという感覚を持っていただくことが、恐怖の軽減につながります。