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静脈内鎮静法
(セデーション)

当院は、無痛治療にこだわり、
患者さんの安心と安全を
最優先に考えて治療します

静脈内鎮静法(セデーション)

過去に受けた歯科治療において、
こんな経験はありませんか?

実は、ほとんど眠っているような状態で、恐怖も痛みも感じずに治療を受けられる方法があります。それが静脈内鎮静法(セデーション)です。

完全に意識を失う全身麻酔とは異なり、うとうとと心地よくリラックスした状態を保ちながら、気づいたときには治療が終わっている――そんな「無痛治療」を可能にする技術として、多くの患者さんに選ばれています。

日本でも有数の
"静脈内鎮静法が得意"な歯科医院

当院は、2025年埼玉県の静脈内鎮静法おすすめしたい8医院に選出されました。この評価は、安全で確実な鎮静管理技術と豊富な実施経験が認められた結果です。

実際に、遠方からも多くの患者さんが来院されており、歯科治療への強い不安を抱える方々に信頼いただいています。

もし、歯科治療にご不安がある方や、現在他院で受けている治療に不満があったり、続けることに少し抵抗がある方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

"歯がボロボロ"でも、当院なら痛みを感じさせず治せます

長い間歯科医院に通っていないと、虫歯などが原因で前歯の一部が溶けてしまったり、歯がボロボロになったりします。

治療する歯の本数が多かったり、虫歯の侵食度合いによっては、削らなければいけない箇所が増えるので、その分痛みがどうしても生じてしまいます。

しかし、当院は静脈内鎮静法を用いて、痛みをほとんど感じさせません。

当院にお越し下さる患者さんには、治療の早さ、仕上がりの美しさ、そして術中の痛みの少なさによく驚かれます。

静脈内鎮静法
(セデーション)とは?

眠っている感覚に陥る麻酔方法

静脈内鎮静法は、腕の静脈から鎮静薬を投与することで、患者さんをリラックスした状態にする麻酔方法の一つです。医学的には「セデーション」とも呼ばれるこの方法では、完全に意識を失う全身麻酔とは異なり、「意識下鎮静」と呼ばれる状態を作り出します。

意識下鎮静では、患者さんは呼びかけに応答でき、自分で呼吸もできますが、ほとんど眠っているようなうとうとした状態となり、不安や緊張、そして治療時の恐怖を感じることがありません。

この状態は、まるでソファーで心地よくうたた寝をしているような感覚で、「無痛治療」と呼ばれるほど痛みを感じにくいという特徴があります。

もっと詳しく知りたい方へ

なぜ静脈内鎮静法は、痛みを感じにくいのか?

静脈内鎮静法が「無痛治療」と呼ばれる理由は、複数のメカニズムが組み合わさっているためです。使用される薬剤は主に「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれる鎮静薬で、これは脳内の神経伝達物質であるGABA(ガンマアミノ酪酸)の働きを強めることで、中枢神経系の活動を抑制します。

その結果、痛みを感じる感覚そのものが鈍くなり、さらに不安感が消失することで痛みに対する過敏性も低下します。また、筋肉の緊張がほぐれることで、体が力んで痛みを増幅させることもありません。

加えて、治療中の記憶があいまいになる「健忘効果」も得られます。
この効果により、たとえ多少の刺激を感じたとしても、その記憶が残らないため、治療後には「あっという間に終わった」「痛みを感じなかった」と感じられます。

つまり、痛みの感覚を軽減する効果と、記憶に残さない効果の両方が働くことで、患者さんは快適に治療を受けることができるのです。

静脈内鎮静法と全身麻酔の違い
意識レベルの違い

静脈内鎮静法では患者様の意識は保たれており、医師の指示に応じることができます。これにより、治療中の患者様の状態を常に確認でき、より安全性が高いとされています。一方、全身麻酔では完全に意識を失うため、患者様の反応を確認することができません。

呼吸への影響

静脈内鎮静法の大きな優位点は、自発呼吸が維持されることです。患者様は自然に呼吸を続けられるため、気道管理のリスクが大幅に軽減されます。全身麻酔では人工呼吸管理が必要となり、気管挿管などの侵襲的な処置が伴います。

回復時間の短さ

静脈内鎮静法は回復が早いという大きなメリットがあります。治療終了後、多くの患者様は30分から1時間程度で日常生活に近い状態まで回復できます。全身麻酔の場合、完全な覚醒と回復には数時間を要することが一般的です。

身体への負担

静脈内鎮静法は全身麻酔と比較して身体への負担が軽微です。循環器系や呼吸器系への影響が少なく、高齢者や基礎疾患をお持ちの患者様にも適用しやすいという特徴があります。

どのような場合に静脈内鎮静法は適しているか

静脈内鎮静法は、通常の局所麻酔だけでは対応が難しいケースで特に力を発揮します。インプラント治療や親知らずの抜歯など外科的処置を伴う治療、複数の歯を一度に治療する必要がある場合、開口障害で長時間口を開けていることが困難な方、血圧や心拍数が上昇しやすい全身疾患をお持ちの方などに適しています。
「何年も歯科医院に行けなかった」という方も、セデーションによって治療の一歩を踏み出すことができます。

不安や恐怖で治療をためらっている方は、まずはお気軽にご相談ください。

静脈内鎮静法(セデーション)
の安全性と管理体制

静脈内鎮静法の安全性は、適切な患者選択と厳格なモニタリング(監視)によって確保されます。治療前には必ず全身状態の評価を行い、既往歴(これまでにかかった病気の記録)、服用中の薬剤、アレルギーの有無などを詳しく確認します。
特に、呼吸器疾患、重度の肝臓や腎臓の障害がある場合は、セデーションが適応できないこともあります。

治療中は、生体情報モニターと呼ばれる装置を使用して、患者さんの状態を継続的に監視します。
具体的には、血圧、心拍数、呼吸状態、血中酸素飽和度(血液中にどれだけ酸素が含まれているかを示す指標)をリアルタイムで測定します。これらの数値に異常が見られた場合、即座に対応できる体制を整えています。

鎮静の深さは、患者さんの反応を見ながら慎重に調整されます。目標とするのは、不安や恐怖がなく、治療を快適に受けられる程度の鎮静レベルです。薬剤は少量ずつ追加投与する方法(滴定法)を用いることで、過度な鎮静を避け、個々の患者さんに最適な状態を作り出します。万が一、鎮静が深くなりすぎた場合には、「フルマゼニル」という拮抗薬(鎮静薬の効果を打ち消す薬)を使用することで、速やかに覚醒させることができます。

また、静脈内鎮静法を実施する際には、緊急時の対応設備も必須です。
当院では、酸素供給装置、気道確保器具、救急カートなどを常備し、万が一の事態にも対応できる準備を整えています。スタッフ全員が定期的に救急対応のトレーニングを受けており、チーム全体で患者さんの安全を守る体制を構築しています。

実際の治療の流れと注意点

静脈内鎮静法を用いた治療は、事前準備から帰宅後のケアまで、一連のプロセスとして管理されます。

治療当日の準備

治療の流れ

  1. 静脈路確保点滴のための針を静脈に入れる処置を行います。
  2. 生体監視装置の装着血圧、心拍数などの基準値を記録します。
  3. 鎮静薬の投与開始数分以内に心地よいリラックス状態になります。
  4. 治療の実施歯科医師とスタッフが継続的に状態を確認しながら適切な鎮静レベルを維持します。

治療後の回復

治療後24時間の制限事項

まれに見られる副作用

吐き気、頭痛、血圧の変動などが生じることがありますが、通常は数時間以内に自然に改善します。異常を感じた場合は、すぐに当院に連絡してください。

安全な治療のために

静脈内鎮静法は非常に安全性の高い方法ですが、薬剤に対する個人差やまれなアレルギー反応の可能性は完全には否定できません。治療前の問診で正確な情報を提供していただくことが、安全な治療の第一歩となります。

よくある質問(Q&A)

Q1: 静脈内鎮静法と全身麻酔の違いは何ですか?
最も大きな違いは意識の有無です。静脈内鎮静法では、患者さんは呼びかけに応答でき、自発呼吸も維持されます。一方、全身麻酔では完全に意識を失い、人工的な呼吸管理が必要になります。静脈内鎮静法は、より安全性が高く、回復も早いという利点があります。また、全身麻酔のような術後の吐き気や全身の倦怠感も少ないため、日帰りでの治療に適しています。
Q2: 治療中の記憶は残りますか?
多くの場合、治療中の記憶はあいまいになります。これは鎮静薬による「前向性健忘」という効果で、薬剤投与後の出来事を覚えにくくなる特性があります。患者さんによっては、治療が終わったことすら記憶にない場合もあります。この効果により、不快な記憶が残らず、次回以降の治療への不安も軽減されることが期待できます。
Q3: 治療後、いつから普段の生活に戻れますか?
治療後は最低でも24時間は、重要な判断や運転を避ける必要があります。ただし、軽い食事や歩行などの日常動作は、回復室で十分な覚醒が確認された後、当日中から可能です。仕事への復帰は、デスクワークであれば翌日から問題ありませんが、危険を伴う作業や精密な判断が必要な業務の場合は、48時間程度空けることをお勧めします。
Q4: 費用はどのくらいかかりますか?
静脈内鎮静法は基本的に保険適用外の自費診療となります。費用は医院によって異なりますが、5〜8万円前後です。ただし、治療の難易度や時間、使用する薬剤の量によって変動します。当院では、治療前のカウンセリング時に詳しい費用説明を行っていますので、遠慮なくご相談ください。
Q5: どんな人でも受けられますか?
基本的には多くの方が適応となりますが、いくつかの禁忌(行ってはいけない条件)があります。重度の呼吸器疾患、コントロール不良の高血圧、重症の肝臓・腎臓疾患がある方は適応が難しい場合があります。また、妊娠中や授乳中の方、鎮静薬に対するアレルギーがある方も実施できません。まずは詳しい診察と問診を行い、安全性を確認した上で適応を判断します。健康状態に不安がある方は、事前に必ず申し出てください。

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